Room 1
【 Nami Aida solo exhibition 】
会田菜美 " Nature "
2024.3.15(Fri) - 3.30(Sat)
日・月・火曜休廊
12:00-19:00 最終日17:00まで / The last day until 17:00
*レセプションパーティーはございません。
s+arts(スプラスアーツ)より、会田菜美 個展「Nature」の開催をお知らせいたします。
会田菜美は、女性特有の柔らかさや優しさ、不安定で流動的な部分を美と捉え、色鮮やかなアクリルを用いてデフォルメした女性を描いています。彼女の作品に登場する女性はどれも、意味有り気に動物や植物を身に纏っていたり、体の一部として取り入れていたりすることが多く、美しい女性が描かれているはずなのにどこか歪で、見る者に不思議な違和感を覚えさせます。
それは、より一層見る者の想像力を刺激するように、会田が作品に施した、小さな仕掛けが作用することで、女性の複雑さや面白さを表現していると言えるでしょう。
「子供の頃すごしたのは、田んぼや畑、虫や動物、木や草や花が身近にある環境でした。今の生活の拠点はそういった自然はあまりありません。それでも想像するものや、制作する作品に自然を取り入れてしまうのは、私の根っこの部分をそういったものたちがつくり上げているからなのだろうかと、そんな事を考えていたのです。自然の色や形、雰囲気を美しく愛おしく感じてどうしても描いてしまう“自然”をテーマにしました。」
本展「Nature」では、会田が無意識のうちに自身の作品に取り入れている、様々な自然にまつわるモチーフに意識を向けることで、制作の軸について考えました。また、作品画面いっぱいに凛とした佇まいでポーズを取る会田の女性達が、今回は複数人で踊るように描かれている作品や、三角形のキャンバスに描かれる作品など、様々な新しい試みが見られ、更に華やかな見応えのある印象の展示となりました。
時に視覚的イメージは、見る者の解釈によって意味合いが大きく変化することがあります。同じ作品でも、人によっては悲しい作品にも優しい作品にもなり得ます。会田の作品は、鑑賞者に最終的な意味合いを委ねる形で描かれることが多く見受けられます。作品がどのように見えるのか自問自答することで、新たな視点を見出せるきっかけに繋がるかもしれないと願い、会田は制作を続けているのです。 これを機に、3年ぶりとなる会田菜美の新作展を是非お楽しみください。
会田 菜美 Nami Aida
イラストレーション青山塾6・7・8期生 イラストレーターズ通信会員
個展
2024 「Nature」 s+arts(東京)
2021 「As you can see」 s+arts(東京)
2019 「WAGIRL」 s+arts(東京)
2017 「会田菜美 展 -fuzzy-」Shonandai Gallery(東京)
2014 「会田菜美 展 -As always-」 Shonandai MY Gallery(東京)
2011 「会田菜美 展 -色 ~shiki~」 Shonanda MY Gallery(東京)
2010 「会田菜美 展 -JAPANESQUE-」Shonandai MY Gallery(東京)
2008 「会田菜美 展」Shonandai MY Gallery (東京)
グループ展
2018 「作品展」和カフェ ZEN茶fe(東京)
2017 「Shonandai MY Gallery 10th Anniversary」 Shonandai Gallery(東京)
2016 「MY Way 2016」Shonandai MY Gallery(東京)
2015-13 「作品展」和カフェ ZEN茶fe(東京)
2011 「Young Art Taipei」(台湾)/ Shonandai Galleryより出品
「PORTRAIT」 thorntree gallery(東京)
「現代作家オークション小品展 vol,2」 ギャルリー志門(東京)
2010 「空前絶後アートマニア」 artmania主催(神奈川)
Rufus Lin Gallery(カナダ)
「過去作品展 ROUTO 73」和カフェ ZEN茶fe(東京)
「現代作家オークション小作品展」ギャルリー志門(東京)
「Tokyo Dramatic Close 2010」 artmania主催(神奈川)
2009 「The Pink Moons Desire」 Art Point Gallery(東京)
Award
2011 「PONTOON」 装画コンペティション vol.7 準入賞
2007 「TOKYO ILLUSTRATION 2007 公募」 入選