Room 2【Yu Sanada solo exhibition】
眞田勇 “ 流動浸透身体 / The body flows and penetrates. “
2021.4.2(Fri) - 4.11(Sun) 会期中無休
12:00 - 19:00(最終日17:00まで)(The last day until 17:00)
*レセプションパーティーはございません。
*今後も急遽展示日程の変更等がある場合がございます。ホームページやSNSをご確認の上、ご来廊下さいますようお願い申し上げます。
s+arts (スプラスアーツ)より、眞田 勇 個展「流動浸透身体 / The body flows and penetrates.」の開催をお知らせいたします。
油絵具やアクリル絵具、顔料、インク、日本画材など様々な画材を用いながら、社会や自己の身辺でおきた事を、具象と抽象を行き来しながら表現する眞田勇。描く対象(モチーフ)は多種多様ですが、「人」には特に関心があると言います。我々の身体を取り巻き常に変化している環境、物質、デジタル技術、情報社会など多くの現象の中で、「人は抽象的な世界というものに翻弄されるように存在している」と考える眞田は、現代人の思考の過程を自身の平面空間で表現することを探求し、制作を続けています。
これまで現代社会の要素を有機的な人物像と無機質な背景でデフォルメし、独自の視点から絵画空間へと展開し制作を続けてきた眞田ですが、近年では、厚塗りの絵具で流動的な物質感を感じられる背景と人物像の交わりや、背景のみに焦点を当てたような抽象作品も発表しています。本展「流動浸透身体 / The body flows and penetrates.」では、更に進化させた形で、アクリル樹脂の上にインクを垂らす、樹脂とアクリルの混合液を流すなど、絵具の素材の違いから生じる裂け目のような現象を抽象的要素として入れています。また、森や葉、インクを垂らして自然に広がって形が生まれていくドット等、より有機的な要素を含む背景を取り入れた作品も多く発表いたします。
自身のコントロールが効かない素材の自然現象と人物像を合わせることで、我々を取り巻く現実とは何かを見出そうとしている眞田の作品は、ペインティング(平面絵画)という歴史の長い表現手法で描かれながらも、実に都会的・現代的な印象を覚えます。複雑な事象を分かりやすく紐解くのではなく、あえて複雑な思考を持って考察することにより、独自の理論を構築しているようにも見受けられます。
これを機に眞田勇の新作群を是非お楽しみください。
眞田勇 Yu Sanada
1984 東京生まれ
2010 多摩美術大学院美術研究科博士前期課程修了
個展
2021 「流動浸透身体 / The body flows and penetrates.」 s+arts(六本木)
2020 「感情形態の地質学」 s+arts (六本木)
2019 「相転移リアリティ つかまらない時間 静寂と流動は交差する」 s+arts (六本木)
2018 「使いすぎた眼 俯瞰身体は不死身のイメージのなかに」 Shonandai Gallery (六本木)
2017 「ゆらぐ仕草は透き通った場所で」 Shonandai MY Gallery(六本木)
2016 「たゆたう光景の反復」 Shonandai MY Gallery(六本木)
2015 「眞田勇展」銀座かわうそ画廊(銀座)
2014 「フィルム粒子の感覚と量子の空で」 Shonandai MY Gallery(六本木)
グループ展
2020 「30の顔」 REIJINSHA GALLERY (日本橋)
2017 Shonandai MY Gallery 開廊10周年記念展 Shonandai Gallery ( 六本木)
2016 「絵画のゆくえThe Way of Paintings 2016 FACE Award Winners」 損保ジャパン日本興亜美術館 (新宿)
「小林達也・眞田勇 視覚のふるまい」SAKuRA Gallery (清澄白河)
「50の顔 Vol.2」REIJINSHA GALLERY (銀座)
「シェル美術賞展 2016」 国立新美術館 (六本木)
2015 「MY WAY展」Shonandai MY Gallery (六本木)
「メモにのこる記憶 眞田勇・藤本まり子」SAKURA GALLERY(清澄白河)
「新春かわうそ展 Part1」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「女-その摩訶不思議な生き物-展」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA (横浜)
2014 「FACE 展 2013-2014 選抜作家小品展 Vol.2」REIJINSHA GALLERY (銀座)
「FACE展2014損保ジャパン美術賞展」損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)
「山本冬彦コレクション展」Galleryやさしい予感 (目黒)
2013 「真夏の美女図鑑」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「山本冬彦のまなざし」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「秋のときめき展」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「冬燈展」銀座かわうそ画廊 (銀座)
2012 「MY Harmonious Exhibit 2012」 Shonandai MY Gallery (六本木)
2010 「how to calm the imagination before sleep2」 多摩美術大学 (八王子)
2009 「how to calm the imagination before sleep」 多摩美術大学 (八王子)
2008 「七色展」ギャルリー志門(銀座)
「muon展」ギャルリー志門(銀座)
2006 「tremolo展」フォルム画廊(銀座)
アートフェア
2018 Affordable Art Fair Singapore 2018 (シンガポール) / 出品: Shonandai Gallery
2017 Affordable Art Fair Hong Kong 2017 (香港) / 出品: Shonandai Gallery
2014 Art Taipei台北國際藝術博覽會 2014(台湾)/ 出品: Shonandai Gallery
Art Kaohsiung 2014 (台湾) / 出品: Shonandai Gallery
受賞
2016 シェル美術賞2016 島敦彦審査員奨励賞
2014 FACE展2014損保ジャパン美術賞展 優秀賞