Room 2
【 Yu Sanada solo exhibition 】
眞田勇 " ピュシスの文体考 / A study of Physis's style "
2024.2.2(Fri) - 2.17(Sat)
日・月・火曜休廊
12:00-19:00 最終日17:00まで / The last day until 17:00
*レセプションパーティーはございません。
s+arts (スプラスアーツ)より、眞田勇 個展「ピュシスの文体考/ A study of Physis's style」の開催をお知らせいたします。
油絵具やアクリル絵具、顔料、インク、日本画材など様々な画材を用いながら、社会や自己の身辺で起きた事を、具象と抽象を行き来するようにして表現する眞田勇。描く対象(モチーフ)は多種多様ですが、「人」には特に関心があると話します。我々の身体を取り巻き常に変化している環境、物質、デジタル技術、情報社会など多くの現象の中で、「人は抽象的な世界というものに翻弄されるように存 在している」と考える眞田は、現代人の思考の過程を自身の平面空間で表現することを探求し、制作を続けています。
近年、様々な素材を合わせることで生じる自然現象や、自身が手を加えることにより発見する新しい視点を通して、哲学的な思考を考察しながら作品を追求することが多くなった眞田は、昨年に続き、今年も独自の“実験”と“考察”を経て現れた表現にフォーカスします。
本展「ピュシスの文体考/ A study of Physis's style」では、古代ギリシャの哲学者が思索した、物理学の見方をする以前の「自然」を 意味するピュシスという概念について眞田独自の思考と理論を持って絵画空間へと発展させ、考察した作品を発表いたします。
「人が存在する自然。
樹木が風に揺れるのと同じくして髪はなびいて
腕を上げれば空気に触れて、それが再び風になることもある。
そんな状態を様々な文体(筆跡、筆致)で描いてゆくその考察。
ネオンカラーの自然は存在するのか?」 ---- 眞田勇
今回は明るい色彩や自然物のモチーフを積極的に取り入れながら、近年の眞田展示の特徴とも言える、人物像が描かれた作品と抽象 作品の両方を交えた形で展開いたします。これを機に、眞田勇の新作展を是非ご高覧ください。
眞田 勇 Yu Sanada
1984 東京生まれ
2010 多摩美術大学院美術研究科博士前期課程修了
個展
2024 「ピュシスの文体考 / A study of Physis's style」 s+arts(六本木)
2023 「形相のテストパターン / Eidos test pattern」 s+arts(六本木)
2022 「物質と速度 / Substance and velocity」 s+arts(六本木)
2021 「流動浸透身体 / The body flows and penetrates.」 s+arts(六本木)
2020 「感情形態の地質学」 s+arts (六本木)
2019 「相転移リアリティつかまらない時間 静寂と流動は交差する」 s+arts (六本木)
2018 「使いすぎた眼 俯瞰身体は不死身のイメージのなかに」 Shonandai Gallery (六本木)
2017 「ゆらぐ仕草は透き通った場所で」 Shonandai MY Gallery(六本木)
2016 「たゆたう光景の反復」 Shonandai MY Gallery(六本木)
2015 「眞田勇展」銀座かわうそ画廊(銀座)
2014 「フィルム粒子の感覚と量子の空で」 Shonandai MY Gallery(六本木)
グループ展
2020 「30の顔」 REIJINSHA GALLERY (日本橋)
2017 「Shonandai MY Gallery 開廊10周年記念展」 Shonandai Gallery (六本木)
2016 「絵画のゆくえThe Way of Paintings 2016 FACE Award Winners」損保ジャパン日本興亜美術館 (新宿)
「小林達也・眞田勇 視覚のふるまい」SAKuRA Gallery (清澄白河)
「50の顔 Vol.2」REIJINSHA GALLERY (銀座)
「シェル美術賞展 2016」国立新美術館 (六本木)
2015 「MY WAY展」Shonandai MY Gallery (六本木)
「メモにのこる記憶 眞田勇・藤本まり子」SAKURA GALLERY(清澄白河)
「新春かわうそ展 Part1」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「女-その摩訶不思議な生き物-展」FEI ART MUSEUM YOKOHAMA (横浜)
2014 「FACE 展 2013-2014 選抜作家小品展 Vol.2」REIJINSHA GALLERY (銀座)
「FACE展2014損保ジャパン美術賞展」損保ジャパン東郷青児美術館(新宿)
「山本冬彦コレクション展」Galleryやさしい予感 (目黒)
2013 「真夏の美女図鑑」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「山本冬彦のまなざし」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「秋のときめき展」銀座かわうそ画廊 (銀座)
「冬燈展」銀座かわうそ画廊 (銀座)
2012 「MY Harmonious Exhibit 2012」 Shonandai MY Gallery (六本木)
2010 「how to calm the imagination before sleep2」多摩美術大学 (八王子)
2009 「how to calm the imagination before sleep」多摩美術大学 (八王子)
2008 「七色展」ギャルリー志門(銀座)
「muon展」ギャルリー志門(銀座)
2006 「tremolo展」フォルム画廊(銀座)
アートフェア
2018 Affordable Art Fair Singapore 2018 (シンガポール) / 出品: Shonandai Gallery
2017 Affordable Art Fair Hong Kong 2017 (香港) / 出品: Shonandai Gallery
2014 Art Taipei台北國際藝術博覽會 2014(台湾)/ 出品: Shonandai Gallery
Art Kaohsiung 2014 (台湾) / 出品: Shonandai Gallery
受賞
2016 シェル美術賞2016 島敦彦審査員奨励賞
2014 FACE展2014損保ジャパン美術賞展 優秀賞