All room【s+arts summer exhibition】
市川詩織 西川美穂 平田梨華 藤沢まゆ / Shiori Ichikawa, Miho Nishikawa, Rika Hirata, Mayu Fujisawa
2020.7.24(Fri) - 8.2(Sun) 会期中無休
12:00 - 19:00(最終日17:00まで)(The last day until 17:00)
▶︎PRESS RELEASE
*レセプションパーティーはございません。
*今後も急遽展示日程の変更等がある場合がございます。ホームページやSNSをご確認の上、ご来廊下さいますようお願い申し上げます。
【皆様に安心して展示をご覧いただくために】
新型コロナウイルス感染拡大予防のため、ご来廊の際には次の事にご協力ください。
*マスクの着用と、入口に設置の消毒用除菌スプレーにて手指の消毒をされてから会場にお入りください。
*入店時に非接触の体温計にて体温測定させていただきますので、ご了承ください。
*他の方と十分な距離をとってご鑑賞ください。
*5名以上のグループでの来廊はお断りさせていただきます。また、混雑(5名以上が同時に展示スペースにいる場合等)が発生した場合は、お待ち頂くこともございますのでご了承ください。
ギャラリーでは、こまめな換気、スペースの清掃、スタッフの健康管理、うがい手洗い消毒、マスクの着用の徹底をいたします。
s+arts (スプラスアーツ)より、市川詩織、西川美穂、平田梨華、藤沢まゆによる「s+arts summer exhibition」の開催をご 案内申し上げます。
市川詩織は、主に人間と動物の間に生まれる問題をモチーフに、ドローイングとシルクスクリーン版画の作品を制作していま す。人間と動物(主にペット)の間の立場から人間社会を観察し、そこから見えてきた奇妙に思える出来事や一方的な逸話、そ して人間の欲望の鏡のように振り回される動物たちの問題について考え、その問題に対する人間の多様な答えの可能性の問い かけをのせて作品にしています。今回は、地球の環境が悪化した未来に宇宙に独り送られ、人間の文化や歴史のアーカイブを 守ることになった犬の視界の版画と、その際の犬の頭の中を想像して描いた抽象画を軸に制作した作品を展開いたします。見 る者によって多様な答えがある議論を始めるきっかけを作る装置として作品を機能させたいと考え、作品を発表いたします。
西川美穂は、「見えるモノとみえないモノ」をコンセプトに、布をかぶった人やモノ、キャラクターなどをモチーフに油彩や 水彩で制作をしている作家です。「人の感情や思っていることは他者から見ることはできません。私達は外だけの姿を見て判 断し、日常を送る」と語る彼女の作品は、シンプルでいながら目に見えないものを内包するような不思議な雰囲気を十分に醸 し出し、見る者は絵の中に引き込まれるような感覚を覚えるでしょう。布の中に一体なにが隠れているのか、絵を見ている者 の記憶を呼び起こし、「あなただけの何か」を見つけて欲しいと思い制作をしています。
平田梨華は、絵画やインスタレーションを軸に、制作形式には縛られずに自由に作品を制作します。異素材を組み合わせる事 で、それらが互いに響き合う点を探し出し、作品を通じて表現するのです。「自分の生きているこの世界や自身への認識を深 め凝り固まった思い込みや概念を少しずつ少しずつ解きほどく、愛する為の1つの手段であり挑戦である。」と平田は自身の作 品制作について語ります。本展では、誰しも人が、悩み苦しみ抱えているであろう、何かしらの葛藤について焦点を当て、鑑 賞者がより深く自身を受け入れられるような機会を創出することを試みます。
藤沢まゆは、筒描きという日本の染色における伝統工芸を用いて、淡い色調で布に絵を染め上げます。身の回りの小さな出来 事を、植物や動物、自然を入り交えた空想の世界に入れ込み、独自の世界を作り上げ、それを現実世界と融合させて表現しま す。我々の生活を取り巻く環境は、様々なことが絡み合い複雑に見えるけれど、根底にあるものは共通しているということを、 作品を通じて伝えようとしているのです。自身が納得するまで繊細な線を描けるように改良された筒描きから生まれる彼女の 作品には、神仏、森羅万象を連想させるような印象を受けることも多くあります。「本当に美しく幸せなものはとてもシンプ ル」だと語る彼女の作品には、全ての事柄は繋がっていて、日々の些細なことでも当たり前なことではなく、幸せと感じられ るように、という彼女の想いが込められているのです。
本展の後、s+artsは約1ヶ月の夏季休廊に入ります。いよいよ夏本番の季節ではありますが、特に今年は様々な思いを巡らせ て過ごす事になるでしょう。4名の作家によるグループ展 “s+arts summer exhibition”を是非お楽しみください。
市川 詩織 Shiori Ichikawa
1993 埼玉県生まれ
2016 東京芸術大学美術学部絵画科油画卒業
2018 東京芸術大学 大学院美術研究科 絵画専攻 版画研究分野 修了
略歴
2020 s+arts summer exhibition / s+arts(東京)
2019 「Sur and Smile」 / s+arts (東京)
個展「FUNNY BONE 」/ TAKU SOMETANI GALLERY(東京 )
2018 「なでたような跡がある」 / 表参道画廊 ( 東京 )
個展「Hey Human...( ねえ人間 ...)」 / TAGBOAT ( 東京 )
2018 Independent Tokyo (TAGBOAT 特別賞 )
2017 Shotai Exhibition (SO Fine Art Editions, アイルランド )
ZURETA / INTERNATIONAL PRINTED ART(上海美術大学)
2016 石橋財団より助成を受けポーランドにて滞在制作、展示
西川 美穂 Miho Nishikawa
1989 栃木県生まれ
2011 多摩美術大学造形表現学部造形学科 卒業
2013 多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科絵画専攻油画研究領域 修了
展示
2020 s+arts summer exhibition / s+arts(東京)
2019 「rooms EXPERIENCE」五反田TOC(東京)
s+arts summer exhibition / s+arts(東京)
「西川美穂展」フジギャラリー新宿(東京)
2018 「クリスマスフェアー」 フジギャラリー新宿(東京)
「第2回KILALA ART展~KILALA美術学院卒業生による作品展~」宇都宮東武デパート(栃木)
「Blue Collection」東急百貨店たまプラーザ店4階アートサロン(東京)
「FLOWER COLLECTION」フジギャラリー新宿(東京)
西川美穂原画展「キオク」ギャラリー白線(東京)
2017 ミヤラジ 宇都宮ラジオに出演
「第一回KILALA ART展~KILALA美術学院卒業生による作品展~」宇都宮東武デパート(栃木)
2016 「50の顔2」REIJINSHA GALLERY(東京)
2015 京都国際映画祭(京都)
「50の顔」REIJINSHA GALLERY(東京)
「MY Way2015」Shonandai MY Gallery(東京)
2014 「GENOMICA」東邦アート(東京)
「狭間にあるもの」REIJINSHA GALLERY(東京)
2013 「BIG WORKS Vol1」REIJINSHA GALLERY(東京)
「第22回 ARTBOX大賞グループ展」世界堂ギャラリー(東京)
2012 「MY Harmonious Exhibition 2012」Shonandai MY Gallery(東京)
「西川美穂・吉田絢乃展」藍画廊(東京)
「第22回 ARTBOX大賞展グループ展」世界堂ギャラリー(東京)
2011 「西川美穂個展」ギャラリー壹零參堂(神奈川)
2010 「ART41」クレアーレ青山アートフォーラム(東京)
受賞
2014 損保ジャパン美術賞 FACE2014 入選
2011 第 21 回 ARTBOX 大賞展 大賞
2010 第 31 回国際瀧富士美術賞
多摩美術大学造形表現学部造形学科 4 年生展示 ART41 グランプリ
2008 第4回世界絵画大賞展 大賞
収蔵作品
株式会社世界堂(作品名 オトナとコドモ)
装画
「火花」又吉直樹 著 (作品名 イマスカ)
「感傷ストーブ」川島結佳子 著
商品
荒川ザインステーショナリーライン×西川美穂コラボカレンダー
平田 梨華 Rika Hirata
2014 多摩美術大学美術学部絵画学科油絵専攻卒業
個展
2020 平田梨華展 - 呼吸と質量の狭間 - / JINEN GALLERY(東京)」
Sprout! Nishiazabu vol.12 平田梨華展 / 大泉工場 nishiazabu(東京)
2017 光る水に消えゆく骨のように、螺旋の中で、彼女は幸福に立ち帰る夢を見る / CheongjuArtStudio(清州 , 韓国)
グループ展
2020 s+arts summer exhibition / s+arts(東京)
2019 Independent Tokyo 2019 / 浅草ヒューリックホール(東京)
2018 Artmore Award Exhibition / 弘重ギャラリー(東京)」
2017 the Trace of 10 Years and the Future of 10 Years / CheongjuArtStudio(韓国)
2016 Design Korea( 出展 ) / Kintex(韓国)
Walking Future / CheongjuArtStudio(韓国)
2014 東京五美術大学連合卒業修了制作展 / 国立新美術館(東京)
多摩美術大学美術学部卒業制作展 / 多摩美術大学(東京)
36.8°展 / ギャラリー渓(東京)
2013 出口展 / 多摩美術大学(東京)
2012 a Fire to Give Light / EVE Gallery (ソウル , 韓国)
受賞
2019 Tagboat 主催 Independent Tokyo2019, 準グランプリ
2018 ( 株 ) Lifull-Artmore Award2018, 佳作
レジデンス
2016-2017 10 回生 CheongjuArtStudioResidency3 ヶ月プログラム / CheongjuArtStudio(韓国)
藤沢 まゆ Mayu Fujisawa
1986 長野県生まれ
2007 女子美術大学短期大学部テキスタイルデザインコース卒業
2008 同大学専攻科卒業 卒業制作展優秀賞受賞
個展
2019 新宿伊勢丹本館 F6 アート & フレーム
日本橋高島屋 7F インテリアアートギャラリー
名古屋三越栄店 Za Gallery(名古屋)
2018 art space morgenrot(東京)
名古屋髙島屋 9F インテリアアートギャラリー(名古屋)
2016 OUCHI Gallery(ブルックリン)
art space morgenrot(東京)
2012 BANANA MOON(長野)
2011 Gallery b.TOKYO(東京)
2010 信州高遠美術館ギャラリー(長野)
グループ展
2020 s+arts summer exhibition / s+arts(東京)
2019 LUMINE ART FAIR / LUMINE 0(東京)s+arts から出展
ワンピースクラブ展 vol.12 / 3331Art Chiyoda(東京)
rooms39 / 五反田 TOC(東京)/ s+arts から出展
iiiii 1st Exhibition in New York / ONE ART SPACE (NYC)
素材と内面 / s+arts ( 東京 )
JOSHIBISION2018 / 東京都美術館
ONE ART TAIPEI 2019(台北)/ s+arts から出展
2018 染色家3人展 / 新宿伊勢丹本館5F アート & フレーム(東京)
Memory of Journey / Bank Bed Gallery (Guest House 田家内 )(東京)
Mellow in May / Shonandai Gallery(東京)
現代染色の世界 / 信州高遠美術館(長野)
シンビズム / 諏訪市美術館(長野)
2017 GUEST HOUSE DENCHI アートプロジェクト / GUEST HOUSE 田家(東京)
Summer Group Show II / ONISHI GALLERY( ニューヨーク )
染めの3人展 / art space morgenrot(東京)
2016 英国ウィーク / 新宿伊勢丹本館5F(東京)
染めの世界とくらしのデザイン / 大阪阪急うめだ百貨店(東京)
JCAT SHOWCASE 4 / OUCHI GALLERY(ブルックリン)
2015 plus ultra the art fair 2015 / 青山スパイラル(東京)
第4回テキスタイルミニアチュール展 / Gallery5610 ( 東京 )、金沢21世紀美術館(石川)
高遠エフェクト ( 企画、展示、ワークショップ、お経でライブペイント開催 ) / 信州高遠美術館企画展(長野)
日本新鋭アーティスト最前線展 / Contemporary Asian Art Gallery Sydney ( シドニー )
2014 代官山猿楽祭参加 / ART FRONT GALLERY(東京)
ダンス公演「WEAVE」GingerRope× 藤沢まゆ
2013 第3回テキスタイルミニアチュール展 / Gallery5610(東京)、伊丹市立工芸センター(兵庫)
2011 Artist Apartment in kawaii art town / 伊勢丹立川店(東京)
2010 第1回テキスタイルミニアチュール展 / ルーフギャラリー玉川高島屋(東京)
コミッションワーク
2018 挿絵 / PHP スペシャル1月増刊号
2017 アートワーク / 歌手 ZYUN. 氏の DVD ボックス
装画 / 人生が変わるホ・オポノポノの教え」
2016 アートワーク / 歌手 ZYUN. 氏の Music Video、CD ジャケット
2015 アートワーク / ルミネ新宿1、1F-5F エレベーター (3/12-6/30)
メインビジュアル / ルミネ横浜「FUN! NIPPON FESTIVAL」(8/3-/29)
2014 雑誌 NYLON japan / kaelaʼ s Gallery にて木村カエラ氏とコラボ、掲載
12 月に木村カエラアートブック「Session」が発売、掲載
2009 装画 /「ホ・オポノポノの教え」