s+arts Room 2　【Shigeko Inoue solo exhibition】

井上しげこ “ 散り塗るを “

2019.11.1(Fri) - 11.10(Sun) 会期中無休
12:00 - 19:00（最終日17:00まで）(The last day until 17:00)
Reception：2019.11.1(Fri) 18：00〜20：00

s+arts（スプラスアーツ）より、井上しげこ 個展「散り塗るを」の開催をお知らせいたします。

水彩パステルをアートクロスに染み込ませながら出来る様々な色のストライプとその際からの滲みに魅せられ、長年作品を作り続けてきた井上しげこが、本展にて新しい表現に挑戦します。

「ストライプと滲みに内包させた思いは、今回アクリル絵の具とポーリングメディウムを使い混色しない性質とその偶発性によって諸々の現象や華やかさ、意図を超えたものが出て来て、別のストライプの展開ができたと思います。」と井上は語ります。彼女にとってストライプとは、混乱を秩序立てたり、パターンの繰り返しによるリズム感だったり、シンプルな形状であるが故に様々な場面を想起させる、作品制作に欠かせない奥行きのあるテーマとなっているのです。

線と色という絞られた要素の中から表現の可能性を探り続けている井上の作品は常に、開放感や安心感のような、ポジティブな印象を鑑賞者に与えてきました。そこには彼女が大事にしている、自身への信頼のようなものが影響しているのだと言えます。

長年拘ってきた技法をやめ、異なる素材で取り組んだ新作群は、ストライプの上で異なる色が花火のように散って踊っているかのようにも見受けられます。これらを前に、鑑賞者はどのような感覚を捉えるのでしょう？前進し続ける井上しげこの世界観を、是非お楽しみください。

▶︎PRESS RELEASE

井上しげこ　Shigeko Inoue

青森県弘前市生まれ　　
武蔵野美大実技専修科卒　山口長男教授に師事
結婚、育児を挟み1980年頃から創作再開。新制作、モダンアート出品
1989年から個展とグループ展での発表、今回40回目の個展

個展
2019 s+arts（六本木、東京）
2018 Shonandai Gallery (六本木、東京）
モンミュゼ沼津（沼津、静岡）
2017 湘南台画廊（湘南台、神奈川)
2017, 15, 13, 11, 09, 01, 1998, 96, 95, 93, 92　　巷房（銀座、東京）
2016, 14, 12, 10 ギャラリーAMANO (小渕沢、山梨)
2014, 12, 10, 03 ぎゃらりー由芽（三鷹、東京）
2007, 03, 1999, 96 　かねこあーと（銀座、東京）
2006 ピガ（南青山、東京）
2005, 02, 00 スピカアート（南青山、東京）
2004 スペース８８（国立、東京）
ギャラリーAO（神戸、兵庫）
1998 ランドマークプラザ　（横浜、神奈川）
1997 モリス・ギャラリー　（銀座、東京）
1994 ギャラリーブロッケン（武蔵小金井、東京）
アムアートギャラリー（札幌、北海道）
1991, 89 ギャラリー・ヴィヴァン（銀座、東京）

主なグループ展
2017 Affordable Art Fair（香港）/ Shonandai Galleryより
2016 福島からの手紙（福島）
2006 Visions from Japan (ハノイ)
2005~02 China international Gallery Exposition （北京）
　　　　 KIAF（ソウル　プサン）
その他多数

主な作品設置
NTT本社ビル（千代田区）
横浜国際ホテル（横浜）　
住宅公団研修センター（横浜）　
富士電機箱根保養所（箱根）　
ハートピア喜連川（茨城県）
新発田総合病院（新潟）
ガーデンハウス桜ヶ丘（鹿児島）　　
らいふアシスト馬車道（横浜）