【Manabu Endo solo exhibition 】
遠藤学 “ Spirits Planter Ⅵ KAIKOU ”
2023.12.8(Fri) - 12.23(Sat)
Close : 日・月・火曜 / Sun, Mon, Tue
12:00-19:00 最終日17:00まで / The last day until 17:00
*レセプションパーティーはございません。
*本展覧会にて作品ご購入希望の方は、お一人様1点までと限らせて頂きますのでご了承ください。
*Please note that each person is limited to one piece to purchase at this exhibition.
s+arts(スプラスアーツ)より、遠藤学 個展「Spirits Planter VI KAIKOU」の開催をお知らせいたします。
遠藤学の作品は、絵巻や物語絵を想起させるような背景に、ボールペンの細密画で描かれた動物や樹々が凛とした表情で現われま す。独学で本格的に絵画を始めて以来、その巧みな技術と繊細な感覚から生まれる力強くも美しい作風で、観る者を魅了しています。 近年では、特にSNSやインターネットを通じて国内だけでなく海外からも注目が高まっており、更に期待を集める作家の一人です。
遠藤の作品は、森に広がる苔のように、一つ一つの要素が境目なく繋がり、気づかぬうちに異なるモチーフに変化していることが多く 見受けられます。例えば、動物として見ていたものが、あたかもそれが彼らにとっては普通のことであるかの様に自然に雲や植物と一 体化しているのです。優しくも厳しく、相反する様々な表情を持ち合わせる自然界のエネルギーを、動物の姿を軸に、魂を吹き込むか のように繊細なタッチで美しく表現しているのが特徴的だと言えるでしょう。
これまでと変わらない遠藤作品の根底にあるテーマを軸に、本展「Spirits Planter VI KAIKOU」では、交戦や交渉、交尾などの一対 一の交わりが始まる瞬間に注目します。今回のメインとなる作品「KAIKOU NO TEI」と「KAIKOU NO MOU」からは、厳しい自然界 を生き抜いてきた狼と鹿のそれぞれが、まだ背負っている生への立ち位置と、自然への己の解放との狭間にいるような佇まいで、静寂 でありながらも歩んできた歴史を感じさせる深みのある力強さが見られます。
「日々起こっている、生命を賭けたやり取り、生と死を諦め、望む者たちのその一瞬の巡り合いを感じて欲しい。」--- 遠藤学
瞬間を捉えることで、描かれる動物そのものへの意味合いを強めながらも、遠藤が自身の作品に求める自然界の持つ寛容性、循環性 や脅威、そして美しさを巧みに表現しているように見受けられます。
これを機に、遠藤学の新作展を是非ご高覧くださいますようお願いいたします。
遠藤 学 Manabu Endo
1981 千葉県生まれ
個展
2023 「Spirits Planter VI KAIKOU」s+arts(東京)
2022 「Spirits Planter V」s+arts(東京)
「遠藤学 作品展 Spirits Planter」新宿伊勢丹本館アート&フレーム(東京)
2021 「Spirits Planter IIV」 s+arts(東京)
2020 「Spirits Planter III」 s+arts(東京)
2019 「Spirits Planter II」 s+arts(東京)
2018 「Spirits Planter」 Shonandai Gallery(東京)
グループ展
2023 「KITAJI-HA TEN:3」BLANK(東京)
2021 「travers2021」 Usagi NY (New York)
2020 「キタジ派」BLANK(東京)
2018 ART TAIPEI 2018 (台湾) / Shonandai Galleryより出品
2017 「BETWEEN LINES」CLOUDS ART + COFFEE(東京)
「SMALL WONDERS ART SHOW」CLOUDS ART + COFFEE(東京)
「第56回ミニヨン展」日動画廊(東京)
「第44回日動展」日動画廊(東京)
「第2回晄展」 Shonandai Gallery(東京)
「第54回太陽展」日動画廊(東京)
2016 「懇話会有志団体推薦作家展」井上画廊(東京)
「春季二科展出品」東京都美術館(東京)
2012 「第97回二科展 / 初入選」国立新美術館(東京)
受賞
2017 「第102回二科展 / 会友推挙」国立新美術館(東京)
「第62回二科千葉支部展 / 千葉二科賞」 千葉県立美術館 (千葉)
「第52回昭和会展 / 優秀賞」 日動画廊(東京)
2015 「第100回二科展 / 新人奨励賞」国立新美術館(東京)