s+arts Room 2 【Harue Nishiyama solo exhibition】
西山晴恵 “ 間の風景 “
2019.6.7(Fri) - 6.16(Sun) 会期中無休
12:00 - 19:00(最終日17:00まで)(The last day until 17:00)
Reception:2019.6.7(Fri) 18:00〜20:00
s+arts (スプラスアーツ)より、西山晴恵個展「間の風景」の開催をお知らせいたします。
西山晴恵の描く作品は、油絵のような深みのあるタッチで描かれながらも、アクリルの持つ特性が引き立たされ、軽やかな印象を受 けるのが魅力の一つです。そこに生まれる印象のギャップが効果的に作用している彼女の作品からは、「静穏」という言葉を連想させ られます。
「いつか見たかもしれない風景や、記憶の底の沈殿物など、誰もが持っている、オーソドックスで不偏的なものを描きたい」と西山は 語ります。日常の些細なことに目を向け、見る者が「共感」できる安心感を、絵画空間へと広げるように制作を続けています。制作方 法はユニークで、描く対象が風景なのにも関わらず、外にスケッチに出ることも、写真を撮ることも殆どしません。自身が日々生活す る中で心動かされる風景を、記憶の底に溜めるようにして持ち帰ります。様々な風景の断片(かけら)が静かに心の中に積もっていく のを感じながら、無人の風景を描く制作に取り掛かるのです。
本展では、描いた空間の絵の外側に、さらに空間を連想させるような「間」が構成された新作を発表します。「視界を遮ることで見え てくる空間がある。脳が形を補おうとしているのだ。」と言う西山が求める風景とは、他の誰かの記憶の底にさざ波をたて、沈んだ何 かを呼び起こすもの。彼女の作品から覚える心地の良い既視感を、是非お楽しみください。
西山 晴恵 Harue Nishiyama
1967 東京生まれ
1991 多摩美術大学 絵画科 油画専攻卒業
1993 多摩美術大学 大学院 美術研究科修了
個展
2018 「景色のかけら」Shonandai Gallery(東京)
2014 レストランかえりやま(東京)
2012 「RMINDER」PARADA(東京)
2010 「塩の在り処」PARADA(東京)
2005 「ROSA」appel(東京)
2003 「”Air”Vol.1」TOKI Art space(東京)
1999 「DRY」Gallery 360(東京)
1998 「Everybody/Nobody」TOKI Art space(東京)
1997 西瓜糖(東京)
1996 ルナミ画廊(B室企画)(東京)
1994 ルナミ画廊(東京)
1993 ルナミ画廊(東京)
1992 「レスポワール92」銀座スルガ台画廊(東京)
グループ展
2018 「時を描く~絵画表現での時間性~」ギャラリー工房親(東京)
2016 「さまざまな色、さまざまな色」ギャラリー工房親(東京)
2015 「絵画を考える そのイメージ1-自然-」ギャラリー工房親(東京)
2014 「春韻」ギャラリー工房親(東京)
2013 「絵画を考える その4」ギャラリー工房親(東京)
「Sprigon 2013」PARADA(東京)
2011 「絵画論」ギャラリー工房親(東京)
2006 「アーティストたちの年賀状」GalerijaSKC(セルビアモンテネグロ)
1999 「ONE DAY ONE SHOW」 Free Space 3 / Produced by Gallery360(東京)
1998 「日常生活」モリスギャラリー(東京)
「From time to time」Toki Art space(東京)
1997 「解放された視野」ルナミ画廊(東京)
「KUNST=CAPITAL」Gallery360(東京)
1995 「さまざまな眼72」川崎IBM市民文化ギャラリー(神奈川)
1995 「ルナミセレクション95」ルナミ画廊(東京)
1995 「Handy Works by Hands」ルナミ画廊(東京)
1993 「コンテンポラリーアートTAMA」ギャラリーイセヨシ(東京)
アートフェア
2018 Affordable Art Fair Brussels 2018(ベルギー)/ Shonandai Galleryより
2008 アート大阪2008 大阪・堂島ホテル
その他
2002 スターバックスコーヒー400号記念店舗 店舗内アートワーク(横浜)*エリア再開発により現存せず